科学教入門

某所でひろってきた某宗教の解説をいじってみました

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 世界には宗教という擬似科学がいまだに蔓延している。ユダヤ、キリスト、イスラムの各宗教は世界の真実を根拠もない神に求め、絶対帰依をもとめることで人が本来もっている理性を抑制し、底抜けの善良とその裏返しの狂信に導く。人を神に帰依させるこれらの宗教は、神の名を口にする権力者に利用されることを免れない。古来、祭りと政りが一であったのは技術者でもあった最初の王たちが、民心を安んじるために河の神や雨の神をでっちあげたことに発端する。そしてそれを疑うことは権力者への造反となるがゆえに盲信盲従をもって美徳としたのである。
 このような偶像崇拝は疫病のようにしつこく人類の歴史を悩ませてきた。旧弊なものではあるがすぐれたビジネスモデルであることに間違いはないだろう。
 ここでいう偶像崇拝とは像そのものをあがめることではなく、盲信過信して疑うことを知らないことである。偶像崇拝否定の宗教とて、教祖の言葉だけは偶像崇拝しているものだ。それが本当に教祖の書き残したものか、あるいは言葉や真意を正しく拾っているか、そしてそうであろうとなかろうと正しいのかどうかを疑わない。偶像崇拝である。
 科学教は宗教のような名前であるが、これらとはまったく異なる。
 科学教は実際のところ一つの名称であっていかなる特定の価値観、集団とも関係がない。科学教は普遍的な考え方でありその目的とするところは人間の中に理性的な特性と態度を創造し開発することである。この心構えを有するものは誰でも−−いかなる人種、党派、社会国家に属していても−−科学教徒であり得る。あらゆる人々の間にあらゆる時代を通じこの心構えを有する公正で理性的な人々はいたし又いるのである。そういう人々は皆、科学教徒であつたし、現にもそうである。

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はてなキーワードにあるのはつまり偽科学教となります :p